読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

6. ふぉーかす

孫正義2.0新社長学という本を読んで、集中することとは、いかに何かをしないことだ、といった内容が心に妙に刺さった。もちろん、それがメインの内容ではないし、文章中にヒョンと出て来ただけのことなのだが、その言葉が頭から離れない。

今は、大量消費の時代と言われているが、情報においてもいい。アマゾンは消費者の好きそうな商品をおすすめし、一つの商品を買うはずが、他の商品を見てしまっている。YouTubeは見てもらえれば見てもらうほどいいので、関連動画を横に並べ、一つの動画を見るつもりが何時間も色々なものを見てしまっている。

特にインターネットにおいては、一つのきっかけがあればそのサイトにできるだけ長くいさせようということを、賢い人たちが日々考えていて、消費者である僕はその戦略が正しいということを証明してしまうのである。ウェブサイトを開いた瞬間に、もう勝負は決まっているのだ。

では、そういった欲求からはどう逃げられるのかというと、そもそもサイトを開かないということがベストのように思える。サイトを開けてしまった時に、そこからのマーケティング戦略に抵抗するための自制心よりも、そもそも開かないでおくというのに必要な自制心の方がはるかに小さくてすむからだ。

話がずれてしまったが、集中とは何かを一つのことをするということと考えがちだが、裏を返せば何か一つ以外をしないということにもなる。では集中するための方法を考えた時に、「一つのことをじっくりする」ということではなく、「それ以外何も始めない」と考えれば、もう少し集中する方法として有効なものになるんじゃないかと思う。